印刷でホログラムシールを使う意味は?オプションの種類も解説!
ホログラムシールは美しく輝く見た目から人目を引きやすく、ノベルティなどで取り入れられることも多いです。ホログラムシールは柄によって特徴・印象などが異なるため、用途に合わせてぴったりなものを選びましょう。今回は、ホログラムシールの概要や特徴、印刷で使う意味についても詳しく解説します。
ホログラムシールとは
ホログラムシールの概要と光る仕組みについて解説します。
ホログラムシールの概要
ホログラムシールとは、角度や光のあたり方によってキラキラと7色に光るシール素材です。パッと目を引く見た目のインパクトから、企業の商品・ノベルティのパッケージやステッカー、絵本などにも使用されることが多いです。
ホログラムシールが光る仕組みは?
ホログラムシールは、シールの素材そのものにデザインを施し、その上に印刷を行って作られます。シールには目で見ても分からない程度の傾斜からなるエンボス加工がされており、その傾斜によって7色の光を生み出しているのです。また、印刷ではなく、レーザーを利用してホログラムシールを作成することも可能です。
ホログラムシールには種類がある
一口にホログラムシールといっても、光の形には5つのパターンがあり、それぞれで印象が大きく異なります。ここでは、それぞれの種類について詳しく解説します。
HG-1(柄なし)
HG-1はレインボーとも呼ばれ、柄がない分、発色が滑らかになるのが特徴です。ホログラムシール自体の主張が少ないためどのようなデザインにも馴染みやすい反面、インパクトの強いシールを作りたい場合には使用が向かない種類でもあります。
HG-2(ドット柄)
シール全体に存在感のあるドット柄が散りばめられているようなデザインで、ホログラムシールの中ではもっとも目立つ種類となります。あえて派手さを演出したい場合にはぴったりですが、基本的には印刷によって派手さを抑えて使用されるケースが多いです。
HG-3(細かいドット柄)
HG-3はノイズとも呼ばれ、かなり細かめのドット柄が特徴の素材です。反射部分1つ1つの面積が小さいため、同じドット柄でもHG-2とは真逆の優しい輝きが印象的なホログラムシールに仕上がります。HG-3はセキュリティラベルに使用されることもあります。
HG-4(ミックス柄)
不規則な形をシール全体に敷き詰めたようなホログラムです。反射面が大きいことからステンドグラスにも似た光を放ち、落ち着きやレトロさを感じられるのが特徴です。
HG-5(スクエア柄)
HG-5はレンズ柄とも呼ばれ、1辺が6mmの正方形が並んだデザインとなります。それぞれの正方形には中心から外側に向かって放射状の境界線があり、その境界線によって反射する光の色が区切られています。
ホログラムシールを印刷に使うメリット
ホログラムシールを印刷に使うメリットは、以下の2点です。
人の目に止まりやすい
ホログラムシールのメリットは、なんといってもパッと目を引く華やかさがあることです。特別感を演出したい場合にはぴったりであるため、ノベルティやキャラクターもののシールなどに使用されます。キャンペーンやイベント時に、企業ロゴ・イメージキャラクターなどをデザインしたホログラムシールを配布するのもおすすめです。
コピー・偽装防止策になる
ホログラムシールに特殊な加工をすることで、セキュリティラベルとしても使用できます。公的証明書や会員証において、シールにシリアルナンバーを忍ばせることで偽造を防ぐことが可能です。
オプションの種類も把握しておこう
専門業者にホログラムシールを依頼する際には、さまざまなオプションサービスを選択できます。ここでは、その内容を詳しく解説します。
ラミネート加工
ホログラムシールを丈夫にするためには、オプションサービスでラミネート加工を選択するのがおすすめです。ラミネートは透明ですが、質感がマットなものと光沢感があるものの2種類が存在します。マットなラミネート加工はホログラムシールに落ち着いた印象を与えます。
反対に、光沢感があるラミネート加工はワンランク上の高品質な印象を与え、シールにチープ感が出ないという点がメリットです。ホログラムシールの使用目的やデザインの雰囲気に合わせて、最適なラミネート加工を選んでください。
ノリの種類の選択
シール部分のノリは、オプションによってより強度な種類に変更可能です。基本的には通常のノリで問題ないものの、野外イベントなどで使用するステッカーであれば、強度の高いノリを選択するのが無難です。
納品方法の選択
ホログラムシールの納品方法には、
①シートにホログラムシールが複数枚貼られたままの状態で納品する「シート」
②シートをカットしてホログラムシールを1枚ずつにバラした状態で納品する「カット」
③シートがロール状に巻かれた状態で納品する「ロール」
の3種類があります。
ホログラムシールの用途に合わせて適切な納品方法を選択してください。
カッティングの補助線
納品方法としてカット以外を選択した場合で、使用する際にシール1枚1枚をカットする予定があるケースでは、カットパスと呼ばれるカッティングの補助線をつけることも可能です。真っ直ぐ切る自信がない人は、ぜひ利用してみてください。
まとめ
ホログラムシールは、目に見えないほどの小さな傾斜をつけたエンボス加工によってキラキラと7色に輝く特殊なシールの1つです。企業の商品やノベルティに使用されたり、キャラクターもののレアシール、セキュリティ対策などにも使われたりしていることで有名です。ホログラムシールの輝きには、光を反射する形や面積の大小によってさまざまな種類があります。ホログラムシールの使用目的に応じて最適なパターンを選びましょう。ホログラムシール印刷には便利なオプションサービスも用意されているため、利用を検討してみるのもおすすめです。
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