同じようで違う印刷とプリントとは?印刷機とプリンターの違いを解説!
これから印刷機やプリンターを導入しようと考えている人に、今回の記事はおすすめです。新たにオフィスを設けるときに必要になってくるのが、印刷機やプリンターです。しかし、その違いを明確に理解していない人が多いので、今回の記事を読み進めてください。自分の目的に合った商品を選択しましょう。
印刷とは
製版に時間と手間がかかりますが、一度製版すると同じ資料を大量生産できます。インクの濃さも調整できるので、ある程度融通が利くようになっています。
大量生産に適している
こちらはオフセット印刷ともよばれています。印刷前に製版する必要があるので時間と手間がかかりますが、一度製版すると同じ資料を何度も印刷できるので便利です。大量に生産するときに使用されています。
プリントとは
自宅やオフィスで場所を問わず使用されています。本体価格はリーズナブルです。新しいモデルが家電量販店などで次々と販売されていますが、自分が求めている機能がそこまで多くない場合は、安く購入できるので魅力的です。ただし、インクを定期的に購入しなければいけないのでコストが継続的に発生します。
少量の印刷物を作るのに適している
パソコンのデータを印刷するときに使用します。プリンターなどを使用して紙に出力する方法です。こちらは、必要な資料を必要な部数だけ印刷できるので、多くの企業で使用されています。ケーブルでパソコンとプリンターを接続する方法と無線LANで接続する方法の2種類あります。自宅などで仕事している人も設置スペースを取ることなく使用できるので、オフィスだけではなく使用場所が幅広くなっています。
コピーとは
パソコンのデータがなくても、原本が手元にあればすぐに印刷できます。今後も印刷する予定があれば原本を保管しておくと便利でしょう。
カラー性能と耐水性に優れている
印刷速度は印刷機に劣りますが、製版しないのですぐに作業に取りかかれます。また、カラー印刷のみならず写真のプリントアウトも可能です。そして、インクがにじみにくくなっているので、仕上がりが綺麗なのが特徴です。
印刷機とプリンターの違い
7つの視点から違いを見ていきましょう。同じもののように捉えられるときがありますが、同じものではありません。手段を選択するときは、目的を達成できるものを選択しましょう。
印刷速度の違い
印刷機は印刷速度がとても速いです。コピー機の速度は1分で20~36枚となっているのに対し、印刷機は1分で100枚以上印刷できます。最近は速度が速いコピー機も販売されていますが、印刷機の速度には敵いません。
印刷コストの違い
印刷機は1枚あたり実質0.2円です。コピー機は1枚あたり1.4~3.0円なので、印刷コストは印刷機のほうが安く抑えられています。また、印刷機はカウンター料金が不要ですが、コピー機はカウンター料金が必要です。
機械の大きさの違い
印刷機は幅が1m以上必要なので、印刷機を設置するためのスペースを設ける必要があります。コピー機は幅が0.7m程度なので、空いたスペースを有効活用すれば設置できます。
作動中の騒音の違い
印刷機は音が大きいので、静かなオフィスで使用するのに適していません。会話中の声も聞き取れない場合があります。コピー機は静かなので、静かなオフィスで使用しても音が気になることはないでしょう。
機械の耐久性の違い
印刷機は丈夫で長持ちします。目安として100万枚以上の印刷が可能です。コピー機もそれなりに丈夫ですが、印刷機ほどではありません。十数万枚の印刷が限度となっています。
拡張性の違い
印刷機は、同じ資料を大量生産するための機器です。そのため、FAXやスキャナーの機能は搭載されていません。コピー機は、印刷だけではなく、FAXやスキャナーの機能も備え付けられています。
機器本体の価格の違い
印刷機は90~150万円が料金の相場となっています。ひと月に換算すると1万4,000円~2万6,000円です。コピー機は50~70万円が料金の相場となっています。ひと月に換算すると8,000円~1万2,000円です。価格面で比較すると、コピー機のほうが料金を抑えられますが、価格面だけではなく目的に合ったものを選択するようにしましょう。
多く使用されている業界や用途
印刷機は、不動産会社や学習塾などのチラシを大量に作るときに使用されています。不動産会社や学習塾のチラシは、生活圏内の住宅やマンションのポストに投函しなくてはいけません。数千部印刷することも珍しくありません。そのため、印刷機を活用して大量生産しています。
コピー機は、全業種で使用されています。法人のみならず個人事業主も業務で使用しています。ただし、大量の会議資料を印刷するときなどは印刷機を活用することもあります。状況に応じて使い分けるべきといえるでしょう。
まとめ
オフィス機器について詳細を知りたい人は、インターネットで調べられます。また、業者に問い合わせてみるのも良いでしょう。オフィスの場所が決定している場合は、オフィスで業者と打ち合わせしてみるとイメージがつかみやすくなります。あくまで自社の業務に必要な商品を導入するようにしてください。予算の範囲内で購入するのが難しい場合は、分割払いなども検討しましょう。
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