印刷は外注するとコスト削減?印刷外注のメリットとデメリットとは
印刷の外注先には「印刷会社」と「ネットプリント」があります。外注した方が、コストが安くなることがあるので比較検討するといいでしょう。そこで当記事では、印刷を外注するメリット・デメリットをご紹介していきます。外注する流れや注意点もまとめたので、知識をつけたうえで依頼するか決めてください。
印刷を外注する流れ
チラシやポスターなど、印刷物を外注するときの流れを解説します。
打ち合わせ~納品までの詳細を説明していきます。
STEP1 打ち合わせ
まずは、社内で打ち合わせをしましょう。
外注先に依頼内容を伝える際にスムーズになるからです。何を何枚発注するのか、いつまでの納品で、予算はいくらかけるのかなど詳細に決めてください。すべて決まったら外注先に問い合わせ、担当者と意見のすり合わせを行います。
見本になるような現物があればイメージしやすく、企画が立てやすいです。方向性を明確にするためにも打ち合わせは入念にしてください。
STEP2 見積りしてもらう
方向性が定まったら次は見積りです。
印刷会社の数は多いので、複数社に見積り依頼するといいでしょう。一般的には1~2日ほど時間がかかるので、余裕を持って依頼してください。外注先ごとに料金プランやサービス内容、納期がさまざまです。自社に合った会社選定を行うことで納品までの流れがスムーズです。
STEP3 契約
依頼内容に問題がなければ契約にうつります。
支払いのタイミングなども事前に確認しておきましょう。契約自体はオンライン上で完結するので、さほど時間はかかりません。
STEP4 データの入稿
契約後は、デザインデータの制作に入ります。
データが完成したら、要望通りの仕上りになっているか確認してください。修正や追加要望があれば再度制作してもらいます。複数回のやり取りになることがあるので、スケージュールと照らし合わせながらすすめてください。
STEP5 印刷
データが完成したら印刷にうつります。
両面印刷や、特殊なカラー印刷の場合は通常より時間がかかります。ですが、印刷会社の専用機材や設備を使うので、自社で印刷するよりも早いです。
STEP6 加工
必要であれば、断裁、折、製本、コーディングなどの加工を行います。
特に必要なければ納品にすすみます。
STEP7 納品
加工が完了したら納品です。印刷物の発送は早ければ当日。
基本的には1~2営業日内が一般的です。外注先と自社に距離がある場合は、もう少し時間がかかるでしょう。これで、印刷物の打ち合わせ~納品までの流れが完了です。
印刷を外注するメリットとデメリット
この章では、印刷物を外注するメリット・デメリットをお伝えします。
メリット 設備の購入が不要
外注することで、自社で設備を用意する必要がありません。
クオリティの高い印刷物を作るには、高性能な設備がいります。また大量の部数を発行したり、フルカラー印刷にしたりすることでランニングコストもかかります。トナー代・設備代・用紙代などを考えると、外注した方がコスパ良く印刷できるケースがあります。
メリット 手軽に印刷できる
ネットプリントを利用すれば、手軽に素早く印刷できます。
インターネット上ですべて完結するからです。24時間365日対応してくれるので、自分の好きなタイミングで依頼できます。データは自作する必要がありますが、そのほかの作業はスピーディーに完結します。
デメリット 時間と労力がかかる
時間と労力がかかります。
綿密な打ち合わせに加え、契約の詳細まで決めなければいけません。クオリティの高い印刷物を作ろうすると、どうしても時間と労力がかかってしまいます。納期ギリギリにばたつかないよう、余裕を持ったスケージューリングを組んでください。
デメリット 仕上りが悪いこともある
外注先によって品質に差があります。
デザインや加工方法など、ノウハウは印刷会社によってさまざまです。まずは、小ロットから試したり、印刷サンプルを用意してもらったりしてから決めるといいでしょう。
印刷の外注で気を付けるポイント
外注するうえで気を付けるポイントを2つご紹介します。
目的を明確にしておく
外注する際は目的を明確にし、どのような印刷物にしたいのか具体的にしてください。
外注先の選び方が変わってくるので重要です。たとえば、シンプルな封筒や書類であればネットプリントで十分です。低コストなうえに、納期も早いので重宝するでしょう。
一方で、クオリティの高いチラシやポスターを作りたいのであれば、デザイナーが在籍している印刷会社をおすすめします。専門スキルの高い外注先を選ぶことで、期待以上の仕上がりになります。
サービスの充実した外注先を選ぶ
高いサービスを提供してくれる会社を選んでください。
印刷会社には、撮影スタジオやデザイン部門を保有しているところもあります。自社で一括管理している外注先であれば、トータルコストを抑えられることがあります。また入稿に不備があった場合でも、迅速に対応してくれる会社は信頼できます。
修正対応や連絡・相談が遅いと、納期に間に合わないことも考えられるでしょう。外注先選びは重要なので、複数社から比較検討することをおすすめします。
まとめ
本記事では、印刷を外注するときの流れや、メリット・デメリットについて解説してきました。依頼する流れは、打ち合わせから始まり、見積り額の提示。そして、データ入稿などを経て納品になります。また外注することで、自社で設備をそろえる必要がなかったり、手軽に素早く納品できたりします。依頼先にもよりますが、サポートが充実しているので、自社に合った外注先をお選びください。
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