名刺に必要な情報って何?印刷を依頼する前に気をつけたいこと
名刺は、交換した相手に自分の情報を伝え、人脈を形成するための大切なツールです。そのため、名刺には自分を印象付けるための情報をわかりやすく記載する必要があります。この記事では、名刺の作成を依頼する前に気を付けたい基本ルールやポイントを解説するため、事前に把握しておきましょう。
縦書き・横書きのどちらがいい?
名刺には、縦書きと横書きが存在するため、まずはそれぞれの特徴を解説します。
横書きが主流!
近年、名刺は横書きが主流になっています。印刷会社に入る名刺印刷依頼のおよそ7割が横書きといわれており、実際に印刷会社が販売するデザインの種類も横書きが豊富です。
横書きが主流となった理由のひとつには、企業サイトのURLやメールアドレスを名刺に記載するケースが増えたことが挙げられます。縦書きはURLやメールアドレスの記載には不向きであるため、見やすさを考えた場合、自然と横書きが増えるでしょう。また、余白を利用し顔写真や企業のロゴを入れることができるなど、横書きの名刺はデザインのレパートリーが豊富な点が魅力です。
縦書きのケースもある
もちろん縦書きの名刺を依頼するケースもあります。横書きの名刺が主流となった現在、縦書きの名刺には相手の印象に残りやすいというメリットがあります。名刺を受け取った相手がファイリングをした際も、横書きの名刺の中にある縦書き名刺は目立つでしょう。
また、日本語は縦書きと相性がよく、古風な印象を演出しやすいです。さらにクラシカルでスタイリッシュな印象を与えるため、老舗企業や取締役を務める人などは、重厚感を出し信用性を上げるための手段としても利用できます。
名刺作成の基本ルール
名刺を作成する際は基本的なルールが存在します。名刺交換はビジネスマナーの基本であるため、名刺もルールに沿って作成しましょう。
名刺のサイズ
標準的な名刺のサイズは91mm×55mmです。これより大きいサイズの名刺を作ってしまうと、名刺入れに収まらないだけでなく、受け取った相手がファイリングできずに迷惑をかけてしまうでしょう。そのため、名刺の基本のサイズはしっかり守る必要があります。
ふりがな
難しい漢字や読み間違えられやすい漢字には、ふりがなを付けましょう。会社名でも氏名でも同じです。名刺交換の後、相手から電話がかかってくる可能性もあります。その際、氏名にふりがながふってあれば親切です。また、アルファベット表記の店舗や会社名の場合、カタカナで読み方を案内するなどの配慮も大切。受け取った相手の立場に立って、スムーズに読める名刺を意識して作成しましょう。
フォントサイズ
フォントサイズは5.5pt以上に設定しましょう。フォントサイズを小さくすれば、読みにくい上によい印象も与えられません。フォントサイズは、受け取った相手が読みやすいサイズであることが重要です。
名刺に載せたほうがいい情報とは
名刺には、相手に伝えたい情報や印象に残りやすい情報を、ポイントを押さえて記載しましょう。
基本的な情報
個人の氏名はもちろん、会社名や法人名を記載します。読みにくい漢字にはふりがなを忘れずにふり、会社名や法人名は「株式会社」「有限会社」などを省略せずに記載しましょう。
名刺に載せた方がいい情報には他にも、「住所」「電話番号」「部署名」「役職や肩書き」という基本的な情報が挙げられます。住所は郵便番号や都道府県まで載せる必要があり、電話番号は勤め先の代表電話の他に、社用の携帯電話や内線番号も含まれるため、忘れないよう注意が必要です。
また、名刺交換では「決裁権がある人物かどうか」もチェックされる可能性があります。とくに商品やサービスの取引に関わる名刺交換を行う人の場合、役職までしっかりと記しておきましょう。
基本情報以外の内容
住所や氏名といった基本情報以外にも、営業時間や定休日、企業サイトのURL、メールアドレスなどの記載が必要です。また、ひと目見て会社を判別できるよう、企業のロゴを印刷しておくこともおすすめといえます。
その他の記載事項
ここまで紹介した情報以外にも、名刺に載せておくとよい情報は複数あります。たとえば、ネットショッピングのサイトを運営している企業の場合、サイトの二次元バーコードを載せることでサイトの訪問率が高まるでしょう。
他にも、SNSアカウントや会社のキャッチフレーズ、経営理念やサービスの紹介などが挙げられます。また、顔写真や似顔絵、名刺の裏面に地図を記載するといった工夫で、その後の取引がスムーズに展開するケースもあるでしょう。
この記事では、名刺に載せるべき情報や、印刷を依頼する前に知っておきたい基本ルールを紹介しました。名刺にはさまざまな情報が記載できます。しかし、情報を詰め込みすぎてしまえば必要な内容が相手に伝わりにくくなってしまうでしょう。そのため、名刺には用途やシーンに応じた内容を、わかりやすく記載することが大切です。
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